新入学から数日、自分の過去を知る小鳥遊六花という危険人物に目をつけられながらも、勇太はなんとか一般人の仮面をかぶり続けることに成功していた。悪ふざけで推薦されてクラス委員にされてしまった不幸も、ペアになる女子の委員がクラス一の美少女・丹生谷森夏ということで帳消し、むしろプラス。
もしかしたらモテ期くる? オレ、リア充になれる? 富樫勇太は、そんな淡い期待も抱いてしまうお年頃。
このね、団地っぽい団地が好き。
ほら、アニメとかよく見ていると、無駄に高級マンションに住んでる子ばっかじゃないですか。こういうね、庶民的な暮らしが描かれているのが、わたし好きなんですよ。
そして、今回この猫は笑ったなぁ。
確かにキメラだ。羽がいい。しっぽがいい。
どこでこんなの売ってるの? 自作かな?
くわえて、
六花「不可視境界線管理局のプリーステスはキメラの魔力により過剰な免疫反応を起こす」
勇太「おまえの姉さん、猫アレルギーなのか」
なんでわかるんだよ!!
すさまじい翻訳能力!
さすが元……あるいは半現役の中二病患者!
なかなかにおもしろい展開でした。
ってうわかっけー! 『映像はイメージです』だけどかっけー!!
六花の姉もなかなかのやり手と見える。“こんなこともあろうかと”勇太の中二病時代の音声をばっちりと保存しておくとか、マジきつい。
話はそれますが、思えば、最近の子って不憫ですよ。生まれた瞬間からず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと記録が残ってるんですよ。へたすると生まれる瞬間まで撮られてたりするんですよ。小さい頃のことをからかわれても「そんなのうそだ」とも「おぼえてない」とも逃げ場がない。親にとっては楽しいことかもしれないけど、子供にとってはちっともうれしくないですよね。
閑話休題。
今回の新キャラは癒やし系の<五月七日くみん>先輩。
とても人名とは思えないこの名前は『つゆりくみん』と読みます。
ありがちといえばありがちな性格の娘さんですけれど、あんまりいやみもない程度にぽわぽわしていて、ちょっと好きかも。
うん、あとは、かわいこちゃん選手権という、小イベントですか。
クラスの女子の美少女投票なわけですが、こういうのはいまもまれに目にするネタですよね。永遠の定番? 喜んで乗るも、しぶしぶ乗るも、断固参加を拒否するも、主人公のキャラ立ちのために使いやすいのでしょうか。
……ときに、この手のイベントはリアルで実際にあるものなんですかね?
わたしの知る限りじゃ、耳にしたことも目にしたこともなかったりします。うまく隠れてやっていたのかなぁ。逆に、女子の男子人気投票も、わたしはやったこともやっているのを聞いたこともないですねぇ。
やられるのはたまったものじゃないけど、やるのは楽しいかもしれない。
一度くらいやっておきたかった、かな。
そんな感じで。また来週。