『幸せスパイラル!』
まさに理想的な幸せ理論で日々を楽しく生きる少女、神北小毬。あるとき理樹は、封鎖されているはずの屋上で一人こっそりとお菓子を食べている彼女に出会った。理樹の野球メンバー探しを聞いた小毬は、自分の幸せ理論の実践も兼ねて、チームへと参加することを決意する。
一方で理樹は、猫にくくりつけられていた秘密のメッセージが気になって仕方が無い。一緒にいた鈴はただおもしろがっているだけなのに、どうして自分はこんなに不安をかき立てられるのだろう。
そこに書かれていた言葉。
この世界には秘密がある
それはいったい、どういう意味なのだろうか。
はい、二話目です。
小毬ちゃんかわいいですよね〜。ぽや〜っとして、でもしっかりとだれかのために何かをするのが大好きで。
そう、その、誰かのため。
誰かを幸せにすることが、自分の幸せになる。
自分の幸せこそが、誰かの幸せにつながる。
これが、彼女の言う『幸せスパイラル』理論なのです。
前者はわりと簡単に口に出せますが、後者はなかなか言えないですよね。
でも、それを言っちゃう。言えちゃうからこそ、彼女は幸せスパイラルの提唱者であり、実践者でもあるわけなのです。
大好きですこの考え方。
みんながそう思うようになれば、どんな差別も戦争もなくなるんだろうな、なんて、夢見る乙女のような妄想もなかなかできなくなってきていますけれどもねぇ。やだやだ。
さておき。
全体の時間配分としてこれが適切なのか、まだ今の時点では想像もつきませんが、今回の小毬ちゃん入団までの流れは、だるすぎも感じず駆け足感もなく、満足のいく作りでした。
原作での課題を上手にいじって、そこに彼女を組み込むことで、より説得力を持たせてチームの一員として超絶人見知りの鈴にも受け入れさせた形は、とっても上手だと感じました。
小毬ちゃんの台詞も多かったしね。ころころかわる表情がバカかわいい笑顔も満載の今回でしたしね。
つくづく満足でした、はい。
そういえば、原作に比べるとあっさりしすぎかな、と思っていたキャラクターデザインも、動きまくるようになると悪くないですよね。多少、線の細さに気になる部分も残っているものの、おそらくあと数回も見ていけば、ソレすらもお気に入りになっている予感。
そんな感じで、また来週!