勇者ヨシヒコ一行の新たなる冒険がスタートした。
世界にはびこる魔物たちを封印する鍵を探すための道しるべは、相も変わらず滑舌の悪い仏様の当てにならない情報だけだ。


まず最初に目星をつけたのは、山奥の村の庄屋に代々伝わるという高価な鍵。しかし、この鍵は近々輿入れしてくる予定の姫君への贈り物らしい。そうそう容易に譲ってもらえる代物ではない。
そんなとき、件の姫君が盗賊たちに拐かされたと知らせが入る。渡りに船とはこのことだこれはたいへんだ、姫様を私たちが救い出して参りましょう。ヨシヒコたちの申し出に一も二も無く飛びついてくる庄屋。


当然、鍵は代償としていただきますがね。



あれぇ? この人見覚えあるなぁ。
この声、聞き覚えあるなぁ。


やはり、平野綾さんでした。


そこはまあ、あんまりどうでもいいんですけども、今回も、文字に書き起こしても何も伝わらない会話の妙でぐいぐいと引きつけられる本作です。


ヨシヒコよ! 今回のおまえ達の目的は、魔物たちを封印する鍵を探し出し……魔物たちを封印する鍵を探し出し……二回言っちゃった♪ え〜っと……魔物たちを封印する鍵を探し出し! ……探しだし、再びこの世にはびこる魔物たち……を、封印することだ!
ダンジョーほう、その鍵はどこにあるんだ? 教えろっ
ま、待って。何その偉そうな言い方。あの、そういうとこだよね。結局あの、そういうところがあの、キライだったんじゃないかな……うん
ダンジョーこっち向いたら?
す、すいません。すいません


ねえ。
仏様と人間の会話じゃねえですよね。すばらしい!!


まあ、ストーリー自体はあってないようなもので、おおかたどうでもいいんです。
姫様を救い出したらブスだった。残念、的な認識でいいのです。


今回も、こういうドラクエ的な? あるいはモンティ・パイソン的な?
小ネタがとりあえず楽しいわけですよ。





さほどにドラクエに詳しいわけでもないんですけどね−。
でも楽しいのよ。うんうん。


では、そんなわけでまた来週。