お久しぶりです。
年末年始の慌ただしさの中でほとんど触れることのできなかったドラクエ8。何となくそのまま疎遠になってまたぶん投げるのも忍びないなと思い立ったわたしは、萎える気力を振り絞って再プレイに取りかかったのです。


えっと。さて、なにをやってたっけ。次に何をすればいいんだっけ。


ご安心ください。

これこの通りの親切設計です。


なるほど、この大陸の南にヤンガスの住んでいた街があるのね。
南ね、南……南ってどう行くのよ。

これはどうやら道無き道を突っ走っていかねばならないらしい。
走るよ~~。その間に、勇者こじろーはライデインの呪文を覚えました。
この呪文は勇者っぽい!

そうこうしている間にようやく到着したそこは、貧困と泥棒たちの町であると同時に、どんな素性や見た目の人間(?)でも誰も気にとめない“平等”な町でもありました。

久しぶりに魔物だと思われて町から追い立てられることもない!
ついつい羽目を外して酒場に入り浸ってしまったトロデ王のことを、いったい誰が責められるでしょう。

しかし、泥棒どもがそこかしこに闊歩するこの町で、一見すれば普通の名馬にしか見えないミーティア姫から目を離すのは、どうぞ盗んでくださいと言っているようなもの。
もしヤンガスがいなければ、一行は途方に暮れたまま二度とミーティア姫に出会うこともできなかったに違いありません。


盗んだのはちんけなこそ泥だし、取り戻すのは朝飯前だから安心しろ……と、この町に詳しいヤンガスの言葉とは裏腹に、すでに故買屋から他人の手へと渡っていたミーティア姫を取り戻すのは容易ではないようです。

ヤンガスの昔なじみだったというゲルダは、近くの洞窟に隠されている『ビーナスの涙』なる宝石との交換以外では決してミーティア姫を返さないと言い張るのです。

洞窟には行ってすぐ目の前に見える宝箱に入っているはずなのに、今まで誰も手出しのできなかったビーナスの涙……はたして勇者一行は無事にこの試練を乗り越えられるのか?