青い空! 白い雲! 広い海! 輝く太陽!
夏だ! 海だ! 水着だ! 青春だ!
……そのはずだったのに。
台風は、彼らのすべてを狂わせた。
そう。彼ら自身さえも。
まだまだ春の息吹の感じられない三月上旬ですが、みなさまいかがお過ごしですか。
アニメの中ではこのゲロ寒い中に、水着回ですか、いいですねぇ。
あたしなんか深夜に着る毛布にくるまってこんなやくたいもない駄文を書き殴っているというのに。
いいねえ、青春。リア充どもめ爆発しやがれ!
そんなわたしの呪いが届いたわけでもないのでしょうが、水着回に見せかけた台風回でした。いや、水着もいっぱいありましたけどね。
ときに、農ちゃんは一度も海を見たことがないと言っていましたが、日本人で海に行ったことのない人って、実際のところどのくらいいるんでしょうね。わたしのような海無し県の住人でもなかなか未経験者は少なそうですよね。島国だものね。大陸の真ん中ならともかくね。
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農業従事者に敵は多いです。
鳥や獣、害虫、病気、干ばつ……しかし、そのどれよりもやっかいで、根本的な対策の難しい大敵と言えば、やはり台風なのではないでしょうか。
台風が引き連れてくる暴風雨は、多くの人が手間と暇と愛情を込めて大切に育てた作物をいとも簡単に倒し引きちぎり、すべての努力を無に帰そうとします。
『田んぼの様子を見に行って』死亡する農家の人のニュースは、大きな台風が日本を通過するたびに必ずと言っていいほどテレビを賑わします。そして、それを聞いたみんなは口を揃えてこう言うんです。
いや、実はこれあるんですよ。
今回の耕作らがやっていたように、水路をいじったり縄を張ったり、できることはたくさんあるんです
たしかに安全とは言えない。それは確かにその通りでしょう。
だけどね、一晩の雨で一年分の努力が水の泡になっちゃうかもしれないんだよ。行かずにはおれないでしょ。
だから、彼らは大雨のたびに当たり前のように出動していつも作物を守っているんですよ。
ニュースになるのは、たまたま不幸にも亡くなってしまったときだけなんですよ。
うん、もちろん、決して低い死亡率とは言えないのかもしれません。
やらなくていいことなら、やらない方がいいんでしょうね。
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- 茎だけではなく稲穂まで水浸しになるのがまずいのは、そこから芽が出てしまうから
- コシヒカリは転けヒカリと呼ばれるほどに背が高く倒れやすく育てにくい品種
なるほど!!!
わたしそんなのぜんぜん知りませんでした。
勉強になった
あ、もう一つあったね。
- 岐阜長野埼玉群馬は海無し県同士ずっと繋がっている!!
なるほど、そうだったのか!!!
そんな感じで。