時に刃物を振るってまで一人の空間を守ろうとする少女〈榊由美子〉。


実はこの美浜学園は過去に傷害事件を起こした彼女を隔離し構成させるためだけに作られたものだった。


富も地位も名誉もすべて揃った名家の娘に生まれれば、それだけで幸せというわけでもない。


父娘の確執はいま銃弾飛び交う命がけの最終決戦へ!


一回で終わってしまいましたよみちるさま!


誰や。
まあ、それはともかく。

当然みちる編のように続き物になるだろうと思われた由美子編は、まさかの一話完結と相成りました。

扱い悪くね?

いや、まてまて。
まだこの後に彼女の見せ場があるのかも?

それを期待して、由美子ファンのみなさまは正座して待機していましょう。


で、今回のお話は一話に詰め込んだ分なおさらそう思うのか、メチャクチャでした。

数年前では絶対放送不能に思われる、いつぞやの殺人事件を彷彿させるカッターでの傷害事件を皮切りに、はもはやキチガイレベルに頭がおかしい由美子の父登場。

なにが「娘を暴漢に襲わせれば恐怖心から私の言うことを聞くようになるだろう」だ。

由美子は由美子で、ネットで手に入れたという銃や手榴弾を振り回しはじめたと思ったら*1、雄二の属する組織がどこぞで手に入れた死体を手榴弾の爆発で吹っ飛ばして自分の身代わりにして、死を装うわ……。


その現場に積めていた恐らくは私設の機動隊ぽい連中もまた異様だったなぁ。



ハッキリ言って、今回一番まともに見えたのがみちるですよ。


あのみちるが一番まとも
どんなお話やねん!


そんな感じですね。

あ、そうそう、メチャクチャなだけでつまらないわけじゃないんですよ。ぎゅうぎゅうに詰め込んだ割にはそれほどに無理を感じず楽しめましたもの。

もしかして、これ、まだ序の口なのかなぁ。
残りの三人は、もっともっとヤバいのかなぁ?


なんか、楽しみなようなこわいような。

*1:これは雄二が渡したのかな