やばい。前の話をぜんぜん覚えてない。
誰が誰だったか怪しくなってる。

慌てて以前に自分で書いていた一期目のエントリを流し読みして、わかった。思い出した。そうだ、そうなんだ。

本作ってば、今どきあんまりない古典的展開少女マンガ原作のアニメだったっけ。

うん、思い出したぞ。わたしはそこに惹かれてずっと見ていたんだった。
なにに期待してどこに注目して二期目を見ていくか、見極めがついた。


OK!!


というわけで『神様はじめました◎』のスタートです。


一期終了からもう二年なのね。

ミカゲが姿を消したために空席となった神議りの座の後継者に、奈々生の名前が浮上する。


話を持ち込んできた風神の乙比古の大上段な態度に、一度はへそを曲げて不参加を宣言した菜々生だったが、日本中の神の集まりならば巴衛があいたがっているミカゲの行方もわかるかも知れないと聞かされたことで思い直し、乙比古からの参加資格テストを受けることに同意するのだった



神議り(かむはかり)とは、『大祓詞(おおはらえのことば)』に ── 八百万の神等を神集に集賜ひ神議に議賜て ── と記されている祝詞の一文にあるように、字から受ける印象そのまんまの、神様会議です。

もっとも、ここでは単純に神無月に出雲大社に日本中の神様が集まる例のアレを指しているわけで、要するに新入りがギョーカイの集まりに参加できるかどうか、のお話なんでしょうね。

世の中、年々システマティックになっていく一方で、その裏では意外とこういう中高生の仲良しグループと大差ない人と人とのアナログな結びつきが物を言うケースは少なくないようです。


ぶっちゃけ、コネがあるにこしたことないですよ。作れるときは作っておいた方がいいですよ。


果てしなくめんどくさいですけどね。


それはさておき。

菜々生が乙比古から託された式神の卵から生まれてきたのは、ポケットモンキーと見まごうばかりの小さく頼りない猿の姿を纏った式神でした。

外見に違わず、式神としては全く役に立たない小猿だと巴衛はおろか菜々生にも思われていた“彼”でしたが、実のところは主人から役割を与えられていないために働くことができなかっただけだった模様。


名は体を表すを地で行くのが式神なのでしょう。


菜々生による(まもる)クンとの命名は、小猿が守護の力を発揮できるようになると同時に、本来性別のなかった“彼”が雄猿となるきっかけともなったのです。

ちなみに、護の浄化能力はホントにハンパないです。
学校全体を聖なる光で包み込み、巴衛が勝てなかった土蜘蛛を穢れごと消し去ってしまうのですからねぇ。

巴衛的には護の力より菜々生の笑顔の方が効いたっぽいけれど。

ときに、菜々生と巴衛って、四六時中べたついてるようで、よくみるとあんまりくっついたりしないんですよね。そこが安心してみていられる点と言いますか、気に入っている部分でもあるのでしょう。


もっとも、べたべたするときはもう、ぐっちょんぐっちょん*1にあまあまよね。


ともあれ、二期目も楽しめそうな予感。
来週にも期待していましょう。

*1:表現がおかしい