魔女の一族の魔力は子宮に宿る



それ故に魔法を用いることのできるのは女のみ。

男は自分がそんな一族の生まれであることも

知らされないままに、生涯を終える。



そう、ごく一部の例外を除いては。






そんな、例外の少年が主人公の『女性化』+『ファンタジー』ジャンルのラノベになるのでしょうか?



これ読んでみて、けっこうユニークな作品だな、と思ったのは、定番の『どんどん思考まで女性化』要素は著しく薄いですし、対象の男女を問わずに『恋愛』要素もほぼ皆無です。

それでいてまずまずは楽しませてくれるコメディを構築できているのですから、作家さんの才能はなかなかに悪いものではないのかもしれません。

軽い気持ちでさらっと読み終えることのできる、まさにライトなノベルですね。

取り立てて重厚な展開や、鬱になるような出来事もありませんし、あまり構えずにノリで読むのがいいかもしれないと思います。



そんな感じで。



この本はKindleのみで販売されているもので、完全なプロ作家の作品ではないのですが、その分お値段お手頃に読むこともできますから、気になったらどうぞですね。

これを書いている時点では250円です。



ちなみにわたしは、アマゾンプライム会員特典の『Kindleオーナーライブラリー*1』で読みました。

なので、実質無料*2で読んだと言えます。

アマゾンプライム会員で、なおかつKindle端末の所有者*3の方であれば同じように無料で読めます。その場合にはもっとオススメできますね~。



あ、そうそう、挿絵は一切ありません



IPsA 偽りの魔女

IPsA 偽りの魔女


*1:対象のKindle書籍の中から月に一冊を無料レンタルできる制度です。

*2:どうでもいいけどこの言葉キライ

*3:スマホのアプリ等ではダメです。