全国3000万のJBファンの皆様へ残念なお知らせです。
彼女もついに雄二の毒牙にかかってしまいました。
冗談はさておき*1、今回も雄二の過去話です。
体調を崩した麻子の仕事を肩代わりするべく、再び血と硝煙のにおいにまみれた世界に足を踏み込もうとする雄二。これは麻子と、そしてJBへの恩返しであり、過去のそれとは違って自分で選んだ道です。
……と、本人は言っていますし、事実そう思っているのでしょう。
ただ、あの年頃の子の“自由意志”がどれほど確固とした個人的なものであるか、職業柄どうしても疑ってかかってしまうのが、多少困りものです。そういうものなんだと深く考えずに納得できてしまえば、きっともっと自然に深くお話に浸ることが出来て楽しめるんだと思うのですが、身についた性癖は簡単に覆せるものではありません。
さて。
そこでいままで持っていた腕をさらに磨き、新たな技術と知識を身につけ、なにより大切な同じ釜の飯を食う多くの戦友たちとの出会いがありました。
思えば彼にはあまりまっとうな学校生活の経験が無かったはずですよね。小学校の途中で海外へ連れ出されてテロリストとして養成を受けていたくらいですから、友人と呼べる存在はほとんどいなかったわけです。
いつ死に別れるかわからない間柄。そして、決して見捨てないつもりでも、結果的にそうなってしまうかもしれないし、逆の立場にも容易に立たされてしまう可能性だって高い*2。
ただ、それだけに、絆は強く、(生き残れば)一生続く友人になれると聞きます。
まあ、平和な日本で軍隊とは全く無縁の生活を送っている女の言うことですから、話半分に聞いて下さるとありがたいですね、と逃げを打っておきますか。
ちなみに今回、メインヒロインたちの登場シーンはゼロでした。
徹底してますねぇ。