315プロ育成アイドル組から一番にデビューを飾ったのは、医師・弁護士・パイロットのエリートトリオによる異質のユニット<DRAMATIC STARS>だった。
ここまで順風満帆に思えた道程。しかし、いよいよ明日にはテレビの本番を控えたリハーサルの日、事件は起きる。
ステージの強烈なライトを浴びたことで過去のトラウマが蘇った柏木翼は、また“あの時”と同じように失敗を繰り返すのではないかと、自信を喪失してしまうのだった。
柏木クンの前職は大型旅客機のパイロットだったんですね。
というか、育成課程を終えて副操縦士として職務に就いたその直後に、パイロットとしては失格の烙印を押されてしまった……わけですか。
はじめてコクピットから見る雷の恐ろしさに、身体が動かなくなってしまった。これは確かに、かわいそうだけどパイロットを続けてもらうわけにはいきませんよね。
そう、雷です。柏木クンの夢を奪ったのは、強烈な雷光だったのです。
そして、それを思い出させたのは、ステージの強烈なライトだったのでした。
だけど、彼は一人ではない。
ドラマティックスターズとは、三人のユニットだ。
柏木翼を救ったのは、天道輝の暑苦しい友情と、桜庭薫のクールな医師としての分析でした。
天道さんがが無邪気に柏木クンを励まし続けている傍らで、桜庭さんはそれを利用していたように見えます。
激しく詰め寄ることでたまっている気持ちを吐き出させたかと思えば、冷たいくらいに突き放して見捨てるそぶりまでちらつかせる。そうかと思えば突然にまた懐に入って気持ちを揺さぶってみせるなど、これがお医者のテクニックか、などと感心して眺めていました。
でもね、冷静にそのテクニックを使った桜庭さんの心のなかには、それとは真逆のどこまでも暖かい思いやりの気持ちがあったのだと、わたしは信じます。
そんな感じで、本番はいいステージでした。いい歌でした。
やっぱり、アイマスアニメは最高ですよね。事情があってデレマスの放送はほとんど見ることがなかったのですが、改めてこれから最後まで見てみようかな、なんて思いましたよ。
もったいないよね、あれも見ないとね。うん。
では、また。