きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

音楽少女 第12回『アイドルの一片<ピース>』

f:id:aobanozomi:20180922005752j:plain:w300,rightいよいよやってきたメロフェスの当日。
果たして、音楽少女は解散回避のための必要な、1万人の観客を集めることができるのか?

6000、7000、8000人。
彼女たちの熱唱に集まったファンの数はついに9000人を超えて、いよいよゴールが見えてきた。
そう思ったのに。

突然の停電が、音楽少女のステージと、そして掴もうとしていた未来を、暗闇に包み込んだ。


ついに最後までわからなかったですね。
会社がなぜ音楽少女を潰したがっていたのか

仮に1万人集められなかったとしても、人気急上昇中のアイドルグループですよ。
例のスキャンダルなど最初から誤解なのだし、誤解だと言うことも周知されてるし、潰すことで損はしても得をすることはなかったはず。
設定に説得力がなさ過ぎたと思います。このへんもう少し考えて欲しかった。

最終回もヒドい絵でした


最終回だというのに、10話目ほどではないにしろ、一部にヤバい作画がちらほら見受けられました。
解散の危機」は設定だけで*1、話の内容はずっとそのへん無関係に進んでいました。
各エピソードもビミョーなものが多いし、手放しで評価できるのは曲だけ

決して秀作とは言えないシリーズだったと思います。

だが、しかし。最終回はすごい。


f:id:aobanozomi:20180922005753j:plain:w300,leftわたしがなによりすごいと思ったのは、普通の人間の描き方です。
群集心理で無敵になった有象無象どもの品のなさ、醜さ、いじめを喜び歓喜に浸る甚だしい悪意。

音楽少女を存続させるために1万人近い観客の前に立ち、音痴な歌を歌って自分が笑いものになることで必死に客を引きつけようとするはなこを、あざ笑い、カメラに撮り、SNSで拡散してさらに嬲ろうとする浅ましさはどうだ。
打ちのめされて言葉を失う少女に「もう終わりか」「他へ行っちゃうよ?」と追い打ちをかける賎しさときたらなんだ。

f:id:aobanozomi:20180922005754j:plain:w300,rightもっとも、それら全てがはなこの思惑通りなのだ。彼女のしたことも褒められたものではないが、それに踊らされていたファンたちは、まさに見下げ果てたバカなのだと言えよう。

これほどまでに普通の人々が描かれているアニメは、あまりないんじゃないですかね。
すさまじいと感じました。


お前らここになにをしにきたんだ


怖かったよね。
自分が煽ったとおりに動いていたとは言っても、ネットの向こうまで入れれば数万、あるいは十万以上の悪意がはなこに向けられていたのだから。


羽織が叫ぶ。

アイドル舐めんな!!


自分たちが音楽で作りたいのは、誰かを蔑むような笑顔じゃない。
あんたたちは音楽を楽しむためにここにきたんだろう?
誰かを傷つけるような音楽の使い方は……違うだろう?


音楽少女が、最高の音楽を聴かせてあげるわよ!!


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音楽少女の力になれればいい」と言っていた少女は、最高にカッコいい羽織の姿に打たれて、いまようやく自分の本当の気持ちに気づくことができた。


音楽少女になりたいよ!!



ここで。



CGきたああああああああああああああああああああああああああああああ!!


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これ!これぞアイドルアニメじゃん!!
そういえばこのCGって、1話目でちょっとだけ使われてたよね。
はなこはいなかったけどさ。

そっか、最終回のための弾だったのねぇ……。

音源もすごい凝ってるのね。歌声の遠さからしてめっさライブっぽいの。
やりゃできるじゃん。これ毎週できてればすごいことになってたんだろうな、って。

ふう、いい最終回だった。


f:id:aobanozomi:20180922005756j:plain:w300,left解散の危機を乗り越えて山田木はなこを新メンバーに加えた音楽少女は、これからもアイドル街道を邁進していくのでしょう。

いろいろ言いましたが、ホントに好きな作品でした。ありがとう。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。次の作品では潤沢な予算に恵まれますように。

*1:前述したようにその設定も穴だらけで