f:id:aobanozomi:20181006070249j:plain:w300,right魔法使い一族の少女<月白瞳美>は、幼い頃に色覚を失って以来、極端に内向的な少女として成長してしまった。
そんな孫を憂えた祖母の琥珀は、瞳美を60年前の自分に逢わせるために、時間を操る大魔法を用いてタイムスリップさせる。


f:id:aobanozomi:20181006070250j:plain:w300,leftふと気がつくと、瞳美は、見も知らぬ少年の部屋にいた。このままでは泥棒と勘違いされてしまう。
窓から這這の体で逃げ出すその姿を目撃してたのは、部屋の主<葵唯翔>の友人たちだった。

彼女らの案内で60年前の祖母が住む家にようやくたどり着いた瞳美だったが、あろうことか、琥珀はイギリスに留学中で、しばらく留守だという……。


いや、なんかこう、静かで、儚げで、優しい物語の予感がします。

f:id:aobanozomi:20181006070251j:plain:w300,rightずっと色のない世界で暮らしていた彼女が出会った、。唯翔が描いた絵。
それが液タブで描かれているのが、現代風でおもしろい。

コンピューター液晶タブレットという魔法からかけ離れたもののようなイメージだからこそ*1、あえて用いているのだろうところに、こだわりを感じて好ましく感じました。


f:id:aobanozomi:20181006070252j:plain:w300,leftそれにしても、気まずいなこれは
もう忘れかけていた色の世界についつい没頭してしまったとはいえ、突然に知らない男の子の前で両手を広げ舞ってしまったりしたわけですから、あー、見ているこちらがいたたまれない気分に!

ともあれ、居候させてもらうことになった、琥珀の家の祖母も両親もみんな柔和でいい人だし、来週から学友となるらしい唯翔の友達にしても、男子も女子も育ちの良さそうな上品な子ばっかり。

あんまり乱暴で心がすさむような展開を心配せずに見ていくことができそうで、安心です。
次回にも期待ですね。


*1:最近は魔術とコンピューターの融合はさほど珍しくはないけれど、こういうアナログ魔法?っぽい世界観だとやっぱりね