きわめて一般的な日常

きわめて一般的な日常を綴っていたはずなのですが、いつのまにかアニメやゲームの話ばかりになっていました

色づく世界の明日から 第02回『魔法なんて大キライ』

f:id:aobanozomi:20181013061406j:plain:w300,right琥珀の家族の強い勧めで、琥珀と同じ南ヶ丘高校へ編入した瞳美は、先日、自分に忘れかけていたを再び見せてくれた、唯翔に再会した。
唯翔は瞳美に、自分の家に“忍び込む”事になった原因である魔法を使って見せて欲しいと頼む。
魔法が大キライで、魔法が苦手な瞳美だが、その求めに応じて、おずおずと拙い魔法を披露してみせた。

それは、唯翔への謝罪の気持ちと、もう一つ。
彼女のシタゴコロの籠もった、彼女にできるせいいっぱいの魔法だった。



魔法のせいでへんなバスに乗せられて気がついたらあなたの部屋に居た


f:id:aobanozomi:20181013061407j:plain:w300,left魔法が現実に当たり前として存在するこの世界においても、なお要領を得ないたどたどしい瞳美の言葉を、それでも、唯翔は黙って受け入れました。
よくわからないけど魔法だからそんなもんなのかな」との思いも小さくはなかったでしょう。
ただ、それ以上に、見るからに気の弱い人見知りな少女が、いっぱいいっぱいになりながら死力をつくして説明しようとするその姿を見れば、オトコノコならそれ以上責めることなどできなくなるのではないでしょうか、ね。

いいな、美少女はトクだな!!

そんな、第2話目です。

未だ見ぬ琥珀

ときに、マジカルステイとは、なんぞ? 魔法留学でのホームステイ、みたいな?
そんな制度があるようですが、それを使えば戸籍も学歴もない*1人間でも、いきなり高校へ入れたりするようですね。
このへん突っ込んでもしょうがないのでわりとどうでもいいですけれど。


f:id:aobanozomi:20181013061408j:plain:w300,right瞳美は、自分の祖母と知る琥珀と、まだ逢えてはいない、自分と同じ歳の琥珀との、イメージのギャップに混乱します。

今の瞳美と同じ世界にいる過去の琥珀は、明るく活発で、ことあるごとに魔法で学校の設備を壊しまくっているような暴れん坊。
元の未来世界でよく知っている祖母の琥珀は、静かで思慮深く、人々に尊敬されていた大魔法遣い。

とても同じ人物とは……いや、ろくに説明もせずに孫を過去の世界に放り込んでいた祖母だし、実はあんまり変わってないのか?

と、ともかく、瞳美にとっては、あまりにもイメージが違いすぎて戸惑うわけです。

琥珀が大暴れしていたせいで、南ヶ丘高校の生徒は魔法遣いに対してビビりまくっていますし、学校としても「魔法遣いは魔法を使うな」的な誓約書を書かせずにはおけない状況なのですよね。

色が見たい

彼女のシタゴコロ、とは、唯翔の絵をもう一度見せて欲しい、ということ。
もっと正確に言い換えると、唯翔の絵でをもう一度見せて欲しい、ということ。

灰色の世界の住人である彼女にとって、色への渇望はいかばかりのものか。

f:id:aobanozomi:20181013061410j:plain:w300,left気の小さい彼女にとって、ただでさえ下手だと自覚のある魔法を、衆人環視の元で晒すことには並々ならぬ勇気が必要だったことでしょう。
それは、唯翔にも伝わっていました。
彼も彼で、自分の描いた絵を誰かに見せることには抵抗があるようです。だからこそ、瞳美の気持ちにより強く共感できるのでしょうか。

タブレットを開いて、あの絵を瞳美に手渡します。

静かに、薄く微笑みながらその絵を見つめる瞳美は、なにを思っていたのでしょう。
少しの時間ののち、タブレットを返して立ち去ろうとする彼女に、唯翔は言いました。

君の魔法も、またいつか、見せてよ

f:id:aobanozomi:20181013061409j:plain:w300,rightさっきよりうれしそうに微笑んでから、だけど、なにも言わずに唯翔に背を向ける瞳美。
その心は、喜びに満ちていた。

市販の魔法アイテムにすら遠く及ばない魔法だったのに。
ほんの一瞬だけ、星のような光を手のひらに生み出すことしかできない魔法だったのに。


私の魔法なんかで喜んでくれる人が居るなんて


日の落ちた放課後の昇降口で、瞳美は一人、魔法を使う。
その手のひらには、こぼれ落ちるほど無尽蔵に、星の光が輝き続けていた。

そんなところで

考えすぎかもしれないけれど、もう一度見せてもらった唯翔の絵に、瞳美は色を見ることが本当にできたのだろうか?
なんとなく、諦めのような、自嘲のようなモノが感じられる微笑だったんですよね。

だけど、そんなに巧みに感情を殺せる子でもないよね。
本当の気持ちはなかなかクチには出そうとしない性格かもしれないけど、つらいならつらさが表情に出るタイプではあるよね。

やっぱり、考えすぎかな。うーん。

さて、これはこの先どうなるのでしょうね。やはり唯翔と恋仲になったりするんでしょう、ね?
でも、瞳美は60年後の世界の住人なんですよね。最後には絶対帰っちゃいますよね。

となると、悲恋モノ(?)なのか。ふむぅ。

では、また来週。


#60年後の机は、トントン叩けば空中にディスプレイでも浮かび上がる仕組みになってるのかなぁ。

*1:未来人ですからね