舘島虎徹を迎えてさらに賑やかになったチア同好会に、新たな依頼が舞い込んだ。家庭科部が「高校生クッキングコンテスト」のメニュー作りを手伝って欲しいとのこと。要は試食をした上での感想を求められているらしい。
例によってチアリーディングの出る幕はまったくないのだが、広義の『応援』となるならば、こはねたちはどんな依頼でも拒まないのであった。
さて、4人目の勇者であるところの舘島虎徹。
彼女を1話目風に表現して改めて並べてみたならば、
- 天衣無縫で人畜無害、誰からも好かれる暴走系キャラの鳩谷こはね
- お目付役のしっかり者で幼なじみの猿渡宇希
- 優等生でぐいぐい引っ張っていくタイプだけれどどこか人付き合いの下手な有馬ひづめ
- 気弱控え目ながら天然系毒舌キャラな舘島虎徹
となるでしょうか。
本人曰く「思ったことがつい口をつくだけ」なんですけども、いちいち思うことがわりとエグい感は拭えません。
これまたいいキャラだと思います。

そういえば、この5話目をみる前に、原作を一度読み返してみたんですよね*1。
それで気づいたのですが、先週の4話目でちょうどぴったり1巻目のお話が終了になってました。
恐らく全12話くらいでしょうから、既刊の3巻をきっちり使い切る予定なのかな?
改めて見比べると、原作の、特に初期の絵とアニメの絵は大きく違いがあります。
カラーより白黒ページの方は更に顕著で、メッチャ少女マンガっぽい絵なんですよね。
これはこれでよし、という感じ。
1話目は断トツに原作通りの作りだと感じたものの、それ以降はエピソードやキャラクターの心理描写が省かれている部分もままあって、そのせいで原作とアニメとで別人のような印象を受ける場面もチラホラ見受けられます。
過去のきららアニメでこのへんが極端だと評判だったのが「かなめも」ですかね。
「
△▼△
今回は最初から最後まで食べてばっかりだったような気がします。
虎徹の歓迎会でのお菓子に始まって「家庭科部のロールキャベツのクリーム煮」「海鮮ドリア」「季節の野菜グラタン」「神ノ木高校風カルボナーラ」、そのあともビーフシチューにサンドイッチにハンバーグと続き、
もうどんだけ食うんだこの娘どもはと思っていたら、さらに最後のお子様ランチ?で締め。
これ運動部男子でもキツそうだなぁ。
△▼△
実は、この「依頼」はバスケ先輩の粋な計らいでもあったのです。
先だって自分たちの試合で応援してくれたこはねたちをねぎらうために、友人の家庭科部長にもてなしを頼んだのだとか。
あ、どうでもいいですけど、部長さんかわいいですね。声もいいと思った。
ともあれ、それと聞いては黙ってはいられませんよね。お礼の応援をしなければ!
実にいい話だと思います。
「負のスパイラル」ってよく耳にしますが、これはさしずめ「正の無限ループ」と言えましょう。
がんばって、応援して、お礼して、応援して、がんばって、またお礼する。
みんな前向きで、楽しくて、汗をかきながら笑って、みんなで幸せになる。
これってとってもステキな、チアだと思います。
そんな感じで。
来週も楽しみです。
あ、そうそう、原作もおもしろいのでめっさオススメです。

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