強すぎても弱すぎてもダメ


「1点は入ってましたか?」

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「わたし、自分を偽らなくてもいいですか?」


よかったね、シャミ子。
客観的評価として一矢報いていたよ。友達のおまけ評価だけどね。

さて。

f:id:aobanozomi:20190720223235j:plain:w300,rightスライムとか害虫とか、片手間に倒せるような敵ばかりを何千何百と倒し続けることで、いつのまにやら超高レベルに達してしまった主人公の作品を時折目にします。しかし現実は厳しいもので、雑魚と何万回戦っても強くはなれません。強い相手と1回戦った方がずっとマシなのです。

そうはいっても、相手が強すぎるのもまた逆効果です。
負ければ命を奪われる“実戦”の場合は言うに及ばず、それが、負けた場合にも身体の安全が保証されている勝負だったとしても、負ってしまった心の傷が致命的なものになることがあるのですね。

勝てる」と思っても勝てるとは限りませんが、「勝てない」と思ったら絶対に勝てません。
ちょっとだけ過剰なくらいの自信。これが勝負事には大事なのですね。

たとえ自分を偽っても「いい勝負だった」と考えられることは強さです。優子には、それがあります。
案外と、やみのまぞくに向いている人材なのかもしれませんね。

東西に移動したいんだってば

今回はシャミ子が改めて<千代田桃桃色魔法少女>に宣戦布告をするお話でした。
桃のペースに飲まれた優子が今回もまた軽くあしらわれて終わる結末でしたが、わたしが気になったのはそんな部分ではないのです。

  • 4キロ走って疲れた
  • そうだ、電車で帰ろう


これ。
これはまさに東京都市部の感覚ですね。


f:id:aobanozomi:20190720223238j:plain:w300,leftこの作品の舞台である多魔市は、いうまでもなく都下にある多摩市をモデルにしているんですよね。
あのへんも電車の便がいいじゃないですか。京王2本に小田急にモノレール?

一方で、わたしの住んでいる埼玉県ってば、人口を考えると信じられないくらいに鉄道が弱いんですよ。
大宮駅や川越駅まではいいように思えるでしょ。これにしたって満足できるのは東京へ行くだけのルートで、県内移動はもう絶望的にヒドい。

歩いて出かけて電車で帰ろうなんてむりむり。ぜったいむり。線路がない。


まあいいんだけどね。わたしあんまり電車に乗るのは好きじゃないし*1
クルマやバイクのがいいし。

貧富の差は激しくなるばかり

f:id:aobanozomi:20190720223243j:plain:w300,rightお小遣いなくて、友達と出かけられない子、いま多いです。
月額120円から500円に大幅アップ!
なけなしの500円玉を握りしめて、はじめて友達と放課後に買い食いを楽しむシャミ子が、涙なくして見られませんでした。

少し前にネットで流行しましたよね。
とんかつをいつでも食べられるくらいの稼ぎがちょうどいい」って。
えらすぎても大変だし、お金がなさ過ぎるとなお大変。そのくらいがちょうどいいんだよ、って。

いまどき、いい歳したサラリーマンでさえ、これができないのが当たり前になってるんですよね。
ましてや、その子供たちとなれば、ああ、もう、つらい。

……って、きらら枠を見て真剣に貧困問題を考えても仕方ないのですが。

や、でも、ホントそうなんです。
どんな子にも、友達付き合いに支障がないくらいのお小遣いが行き渡るようになるといいですよねえ。


そんな感じで、腕の怪我の痛みがよくならないから、このくらいにしておきます。
これで勝ったと思うなよ??

*1:通勤型以外での旅行はそれなりに好きだけど